大忙しな帰省

2月に期末テストを終え、春休みに入りましたので、日本へ一時帰国しました。
今年の目標どおり、会いたい人には会う!そしてこの貴重な時間を濃くすごそうと心に決め、帰国しました。

帰国直前、長らく英語のテストを受けていなかったので、TOEFLを受験してみました。今年は就活を行っていきたいので、TOEFLのスコアが必要になるからです。簡単に点の取れるテストではないので、継続して受けていこうと思います!

いつもはドバイ経由で移動するのですが、今回は初めてロシア経由で帰国してみました。航空券が安かったこともありますが、ロシアの雰囲気を味わいたかったためです。モスクワでいったん乗り換え、空港で数時間過ごすことができました。ガラス越しに見るロシアは猛吹雪で、景色はほとんど見えませんでした。そのせいで出発が2時間くらい遅れましたが、無事に成田へ帰ってきました。
飛行機からの眺め。いかにも寒そう…



まず東京へ着いてやったことは、青年海外協力隊のころの友達と会うこと。
アフリカへ派遣される前に福島県で行われた研修で知り合った人で、彼はモザンビークに派遣されており、1年間滞在を延長し、ちょうど帰国したばかりでした。ということは、3年ぶりの再会になったわけですが、渋谷のハチ公口に人が溢れんばかりに居るのに、携帯電話なしで、すんなり会えました。笑
話しても3年前と変わりなく、アフリカでの経験を語り合い、今後の予定をお互い話しながら、あっという間に数時間話し込みました。


翌日には宮崎まで戻り、家族や地元の友達と再会しました。
地元へ帰省するたびに思いますが、やっぱり落ち着くし、食事はおいしいし、日常会話が100%頭に入ってくるし、独り言は聞きとられてしまうし、変な感じです。

そして帰国する一番の目的だった、いとこの結婚式。彼女は自分がウガンダに居るときに母と遊びに来てくれたほど、海外好きです。まだ22歳で、旦那さんは23歳。自分よりずっと若いのに大きな決断をしたことを尊敬します。




翌日は、高校の頃のバスケ部で、大学生の頃にも大変世話になった先輩の結婚式に出席させてもらいました。熊本市で結婚式があり、熊本で有名らしいアナウンサーが司会進行する、同窓会も含めた楽しい結婚式でした!



料理も最高でした!


2組ともとても幸せそうで、結婚式に出席すると心温まります。

さらに翌日、大学のころにお世話になり、現在もらっている奨学金を得るためにも一役かっていただいた教授に、お礼を兼ねて会いに行きました。卒業した大学は福岡県の某大学でしたが、教授は現在、九州東海大学(熊本)にいらっしゃいます。先生とはメールでやり取りしていますが、実際に会うのは卒業して以来で、実に7年ぶりでした。
東海大学の校舎内を拝見させてもらいながら、日常生活も含めて積もる思いを語り、そのままの勢いで飲みにも連れて行ってもらいました。馬刺しやモツ鍋に囲まれながら、食事も会話も楽しませてもらい、充実した時間を過ごせました。先生行きつけだった、タレントのスザンヌさん家族が経営する、キャサリンズ・バーにも行ってきました。
スザンヌのお母さんと。ミーハーです。笑


結婚した先輩夫婦と飲みに行くこともでき、熊本城に行ってみたり、久しぶりに一人カラオケしてみたり、存分に熊本を楽しみました。



宮崎へ帰った後、楽しみにしていた、元青年海外協力隊員が主催する、ルワンダ人の講演とコーヒー会。
宮崎市で開催され、興味があった母を連れて行きました。ルワンダ人のマリー・ルイズさんの講演会は、衝撃的なものでした。20年近く福島に住んでいるので、日本語はぺらぺらです。温かい、ゆったりした話し方をしていました。


マリー・ルイズさんは20年前どこにいたか? …ルワンダです。
20年前にルワンダでは何があったか? …大量虐殺です。


以前にも紹介しましたが、自分はルワンダの虐殺記念館を訪問したことがあり、大変衝撃を受けました。
ルワンダで大量虐殺が行われているまさにその時、マリー・ルイズさんはルワンダ国内で恐怖に怯えていた一人でした。明日死ぬかも知れない恐怖、逃げるために子どもと歩いた、何十キロにも渡る長い道のりと人との出会い。食べたカビだらけのパンの味。涙が出る話でした。
また、マリー・ルイズさんはイスラム国に拉致されてしまった、後藤健二さんと仕事をした経験もあり、全世界に発信された映像のことを、自分たちと同様、大変遺憾に感じているようでした。

4年前、マリー・ルイズさんは東日本大震災をも経験し、自分も被害者ながら、被災地で講演したり、被災者を勇気づけるために話しかけ続けていたそうです。とても心の強く、広く、優しい方です。

ウガンダ共和国で2年間生活したこと、ルワンダを訪れたこと、現在ドイツで勉強していることを伝えると、応援してくれました。たっぷり元気をもらいました!



そして宮崎にはもう一人、どうしても会いたかった人がいたので、都合をつけてもらいました。この方は以前にも紹介しましたが、先生見本市(あこがれ先生プロジェクト)で講演されている、自分の忘れられない先生の1人である藤田司先生です。
なんと先生は、家に招いてくれ、手料理を振舞ってくれ、家族にも自分を紹介してくれました。先生の奥さん、可愛い2人娘と、先生に似てイケメンの息子は、自分のような客にも簡単に打ち解けてくれ、先生とは当時の話や、お互いの空白だった約15年のストーリーを語りながら、懐かしさと共に貴重なひと時を過ごしました。
当時のバスケ部の写真。あれから15年…



人生を心から楽しんでおり、学校では尊敬される先生、そして家庭では尊敬される父親としての姿、人生の歩み方に感動しました。同時に、自分も先生のように魅力的な人間になることを誓いました。



先生は帰宅するときに一冊の本をくれました。付箋だらけの、先生が読み尽くした「男の品格」という本です。人生の楽しみ方を教えてくれる、男としての魅力を高める秘訣が書かれた本です。先生の生き方を見ていると、付箋を貼っている項目にも納得。



その後、ドイツへ戻るまでの残り4日間は、普通免許のオートマ限定を解除するために、自動車学校へ通い、最終日に試験を受けてきました。恥ずかしながら、実は数年前にスピード違反で免許を取り上げられてしまったことがあるので、以降、オートマ限定でした…。
自動車学校は高校生ばかりだったので、この歳で自動車学校は新鮮でした!試験は見事合格!笑

他にも、地元の友だちに飲み会を開いてもらったり、動物園で犬の出産を偶然見たり、母校で高校生とバスケットしたり、城下町のきれいな大分県の杵築城に行ったり、従弟の双子娘の初節句に招いてもらったり…


3週間くらいの帰省でしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。時間が限られていたので、残念ながら都合が合わずに会えなかった人も居ますが、またいろんな人と触れていきたいと思います。都合を合わせて会っていただいた方々に感謝です。

母親といとこがドイツの帰国に合わせて遊びに来てくれたので、それは次回書きます。


Ichimasa