ドイツでの新生活

ドイツへ来て、早くも2か月が経とうとしています。
近況を報告します!

現在ドイツにいますが、オランダ、ルクセンブルクとの3か国の国境近くである、小さな田舎町に住んでいます。町の名前はユーリッヒ(Jülich)。この街にある大学院で医療機器を勉強しています。
クラスは約20人で、半分はドイツ人、半分は世界各国から生徒が来ています。スペイン、メキシコ、イラン、インドなどで、日本からは1人です。意外に中国人がクラスにはいません。ですが大学全体を見ると、かなりの中国人がいます。世界中どこへ行っても、やっぱり中国人とインド人はたくさんいますね。
授業は英語ですが、ドイツ語の授業もありますし、日常生活のために勉強しなくてはなりません。英語が話せる人もけっこういますが、やっぱりその国では、その国の言語で話す方が親近感を持ってもらえます。

実はウガンダでドイツ語を少し勉強してきているので、カタコトで買い物とか観光を楽しんでいます。



到着したのは3月初旬で、雪はなくても気温は約5℃。
到着してすぐは家も決まっていないので、ホテルを転々としながらまずは家探しから始まりました。住民票を登録し、健康保険に加入し、VISAを取り、銀行口座を開設し…今考えたら、何とかやってこれたなーと思います。



ここでちょっと青年海外協力隊の話。青年海外協力隊は、開発途上国で生活が大変そうだと想像するかと思いますが、それぞれの国にはJICAオフィスがあって、ボランティアコーディネーターといわれる、ボランティアを支える調整員がいます。家は事前に決められていますし、VISAの手続きもやってくれますし、銀行口座の開設だって紙一枚提出するだけでカードが出来上がるし、体制が整っているので安心できます。
一方で、留学は自分で全部行う必要があるので、自分自身で気をつけなければなりません。



この小さな田舎町には電車が走っていますが、1両だけ。通勤ラッシュは30分おきに走っていますが、普通は1時間に1本です。田舎さが伝わりますかね。



田舎ならでは「鹿に注意!」


電車は不便だったのですが、先月、近所にある自動車学校で、中古自転車のフリーマーケットがありました!



おしゃれな自転車を見つけましたので、今は自転車で通学しています。
懐かしいチャリ通。
こっちの自転車はペダルを後ろに回すと、それがブレーキになるので初めは慣れませんが、慣れると心地良いです。手のブレーキを使わなくて済みます。



今は春なので、気温は20℃近くになることもありますし、気持ちよくサイクリングできます。驚くことに、今の季節は夜9時くらいにならないと空が暗くなりません。朝は6時ごろから明るいです。時間の感覚がおかしくなりますが、日中が長いと外にいる時間も長くなります。



人に踏まれないのか、背の高いドイツのタンポポ



桜も咲いています。


日本ではあまり馴染みがありませんが、見晴らしのいい丘で360°辺りを見回すと、遠くにあるもの含め、発電用の15m~20mもある巨大風車が、約100台も見えます。エコに力を入れるドイツ人は、できる限り自然の力を使うことを好みますし、このような風力発電機があちこちに散在しています。
そういえば、自分のいる大学キャンパスには、太陽熱から電気を作る発電所があるそうです。



休日には馬に乗って近所を散歩するドイツ人を見かけますし、気球やハングライダーで遊ぶ人も多く見かけます。


幸い、バスケットコートも近所にあるので、いつでも気晴らしできそうです!


近所に広がるきれいな菜の花畑。


とても落ち着くユーリッヒでの生活を楽しみたいと思います。
ドイツは日本のように世界的に見ても高い技術を誇っていますので、たくさん技術を盗んできます!また報告していきます。


Ichimasa