南アフリカの旅

ルワンダを18時頃の飛行機で離れ、次なる目的地は南アフリカへ。滞在は3泊4日でした。


南アフリカの基本情報から。

人口:
約5058万人(2012年)。黒人約80%、白人と混血を合わせて約20%を占める。アジア系も2~3%生活している。


面積:
122万平方キロメートル。日本の約3.2倍。


人:
アフリカにいるとは思えないほど、主要都市の白人の割合が高い。タバコを吸っている人も多く、身なりはキレイ。先進国となんら変わりない。


町並み:
街の様子、物価ともにヨーロッパやアメリカに引けを取らない・・・が、ある特定の狭い区域にだけトタン屋根の貧しいエリアがあり、貧富の差が感じられる。治安は世界でも有数の最悪と言われているが、夜に中心街を歩き回っても危険な目に遭うことはなかった。但し、警備員は街中にいて、街行く人から誘惑の声を掛けられることが多いので、うっかりしてられない。


言語:
英語。白人が多いので、現地語よりもドイツ語やオランダ語を耳にすることがあった。




ルワンダキガリ空港から南アフリカの首都ヨハネスブルクまでは約4時間。到着する直前の飛行機の窓からは、すっごくきれいな夜景が見えました。南アフリカは世界最凶とも言われるほど治安が悪いとされていますが、発展しているから犯罪も自ずと増えているのだと思います。実は、JICAの規定でヨハネスブルクにはトランジットでしか立ち入りできず、泊まれるホテルも指定されているので、自由に行動することはできませんでした。
到着したときには既に23時ごろ。空港にはホテルまでの無料送迎バスが1時間おきに走っており、空港からバスで約15分離れたホテルに宿泊しました。移動中、バスから見える光景には目を疑いました。アフリカとは思えないほどキレイに整備された道路、看板が大きくきれいに表示された高速道路。道も片道4車線で、当たり前のように交差点には信号があり、中央分離帯まで。東京を観光しているようでした。

泊まったホテルは「Birchwood Hotel」。1泊約100USDと奮発してしまいましたが、価値は大いにありました。キングサイズのベッドにバスタブ、シャワー。



翌日の朝食もバイキングスタイルで美味しかったです。



ヨハネスブルクはその1泊限りでしたが、少しでも町並みを見ることができてよかったです。翌朝の便で、南西にあるケープタウンというところへ向かいました。ヨハネスブルクはもっと散策したかったので、将来必ずまた来ます。



ケープタウンまでは飛行機で約2時間。ケープタウンも素晴らしい街並みでした。歩いてる人もお洒落です。



驚いたのが、バスに乗るにはプリペイドカードを買わなければならず、そのカードにチャージして公共の乗り物を利用しなければならないことです。SuicaPasmoみたいなもんです。電車も通っていますし、東京みたいに複雑ではありませんが、分かりやすく色分けされた路線図もありました。

ケープタウンの中心街に到着すると、そこはオフィスビルやショッピングモールに囲まれ、程よく植物も植えられており、きれいな街並みが広がっていました。
ウガンダには無い、ケンタッキーやマクドナルドも、売っている物の質も日本と変わらず、まさに先進国でした。

ケープタウンにある、お城のような美しい喜望峰の記念建築物。



所々で見られる、ガタガタの中央線。道路の中央は大体この辺ってこと・・・?笑



ショッピングモール、路肩の駐車場に止まったオシャレな車、山が見える町並み。何ヶ月か住んでみたいです。



新鮮な気持ちでテンション上がりましたが、一方で少しがっかりしました。こんなに栄えた国が同じアフリカにあるのに、国境を跨げば蛇口から水が出なかったり、電気無しで生活する人々がたくさん生活しているのです。世の中、もっと真剣に考えなければならないことがたくさんあるように思います。

そんな気持ちを抑えながらも、やっぱり見たかったこの街の夜景。ケープタウンを一望できる「シグナルヒル」という丘へ、日が沈んでからタクシーで行ってみました。きれいな夜景に感動することができました。海、山に囲まれて明かりに照らされた街は、資源の豊富さも伺えます。



翌日、前日に予約しておいたバスツアーに参加しました。街中にはトラベルセンターがいくつかあって、前日予約でもOKです。自分が申し込んだのは1日ケープタウンツアーで、一番の見所である「喜望峰」に行くこともできます。喜望峰は、世界最南西端です!!
ワゴン車に乗り込んで出発。バスを見渡すと、イギリス人4人、オランダ人3人、ドイツ人2人、アジア人1人・・・ん?と思って話しかけてみると、アフリカを縦断中の日本人バックパッカーでした。26歳男性。とんでもない確率で出逢いました。自分も1人旅だったので、一緒にツアーを回ることができました。移動中にはアフリカを縦断中の苦労話なども聞け、楽しく過ごせました。刺激を受けました!

喜望峰へ行く途中、ボルダーズビーチというところで一旦バスを降りました。かわいい子どもダンサーがお待ちかね。



そして海岸へ向かうと、そこにはペンギンが!!


青い空、海はエメラルドグリーン、白い浜とペンギン。素晴らしい光景でした!南アフリカはちょっと肌寒いくらいですが、そんなに寒くはありません。けどペンギンがたくさんいるのです。以前は一緒に泳いだりもできたそうですが、今は少し離れたところから見るだけです。よちよち歩きが可愛いです。


喜望峰へ向かう途中、もう一度だけバスから降ろされました。このツアーには、サイクリングも含まれていました。ワゴン車にはマウンテンバイクが搭載されていて、約30分サイクリングしました。考えてみれば、自転車に乗るのも2年ぶりくらいでした。笑
サイクリングを終えると昼食にサンドイッチを食べ、いよいよ喜望峰へ。



実はこの日、あまり天気が良くなかったのですが、喜望峰へ近づくにつれ、だんだんと天気が良くなって、最終的には晴れてくれました!



ここは絶景です。ほんとに最高です!人生変わります。



近くに居た人と、どっちがインパクトある写真を取れるか勝負したときのジャンプ写真。笑



喜望峰からの帰り道も小雨が降っていたので、本当にラッキーな旅です。
ケープタウンに戻ってきてから、喜望峰の感動、興奮も冷めないまま、1日バスツアーで出逢ったバックパッカーの友だちと、日本料理店「MINATO」へ行きました。日本料理といっても中国人経営で、本場の味とまではいきませんが、美味しかったです。



翌日早朝には再び移動。ケープタウンに別れを告げてから、首都ヨハネスブルクへ。そして旅の最終場所であるタンザニアへ向かいました。

次回はタンザニアです!


Ichimasa