マラウィ&ザンビアの旅 2

前回からの続き。
ザンビアへ入国してからそのまま更に西へ、チパタという街までタクシーで向かい、チパタから首都・ルサカまでは高速バスを使いました。たかが高速バス。ウガンダにだってある!と思っていたら、綺麗すぎてびっくりしました。



日本と比べてはいけませんが、バスにカーテンがある!テレビがある!お菓子とジュースが出される!ゴミ箱がある!これには驚きました。そしてザンビアに大きな期待を寄せました。



ザンビアでは現在、約60人近くが青年海外協力隊として活動しているそうです。数人に会うことができました。

ザンビア人の人柄はというと、「誠実」な気がします。外国人に対して高額な金額をふっかけてきたり、やたらとしつこく迫ってきません。かと言って、マラウィ人のようにめげている様子はありません。一番驚いたのは、信号をしっかり守っていることです。常識が通じないアフリカ、当たり前と思っていたことが通用しないアフリカで…?
ウガンダは首都にすら数箇所の信号しかありませんが、ほとんど守られていませんし、道は譲らない、歩行者は見た目どおり一番弱い存在、といった状況です。ザンビア人からはウガンダ人には無い、余裕が感じられました。けど、現地で生活している協力隊員に聞くと、絶対一緒に働きたくないと言ってましたので、やはり日本との違いは多くあるようです。



それから、赤ちゃんの背負い方の違い。どちらもチテンジという布を使って子どもを背負っていますが、ウガンダ人は腹で縛り、ザンビアスタイルは肩。という、まぁどうでもいい違いですが自分にとっては不思議でした。暑いのにブーツを着せられた子どもにも笑えました。



首都ルサカまで約7時間、また長い道のりでした。そこは期待していたように、途上国?と目を疑うようなショッピングモールがあり、綺麗な街が広がっていました。宮崎の田舎を離れ、県外に初めて買い物に来た頃の、新鮮な思い出がフラッシュバックしました。ウガンダに無いケンタッキーにも再会できて幸せでした!



ザンビア人はザンビアが大好きなようで、様々な場所にザンビアらしいネーミングが使われています。携帯電話は「ザムテル」、ヨーグルトを買えば「ザンシップ」と書かれていたり…で、極めつけは、ザンビアで育った「ザンビーフ」が有名です。1日目の夕食はこのザンビーフのステーキ!柔らかくてレアでもいけました。美味しかったです。

ルサカでの宿泊先は、ルサカバックパッカーズ。1泊20USDくらいで手ごろでした。



翌日は朝7時のバスで、リビングストーンという観光地へ向かいました。移動ばっかりですが、ルサカから南西へ更に7時間。



到着したら、ジョリーボーイズという宿泊先に荷物を置いて観光スタート!まずザンビアのシマを味わい、早速アクティビティを探しました。



そして面白そうなものを見つけました!マイクロライト。野生動物と夕日、そして世界遺産のビクトリアの滝を空から眺める、贅沢なものです。たった15分の周遊で170USDというお高いアクティビティでしたが、本当に最高でした!!



ハングライダーにイスが付いただけのようなマイクロライトは、空気を肌で感じることができ、乗れるのは操縦士1人と自分だけ。ヘルメットにはマイクが付いていて、操縦士と会話もできます。象の群れ、ビクトリア滝の存在感には圧倒されました。空からの眺めをお見せできないのが残念・・・



興奮も覚めないまま、夕飯はカレーで控えめに済ませ、翌日に控えて早めに就寝。夕飯を控えめにした理由は、楽しみにしていたバイキングのためです。翌朝、ロイヤルリビングストーンホテルという高級ホテル(1泊500USDくらいとか!?)に行きました。そこには、白人ばかりの別世界が広がっていました!



朝食バイキングは意外に約12USD。どれも美味でしたが、ウガンダでなかなか食べられないサーモンや生ハムは絶品でした。食後は自由にホテルを歩き回ることもできたので、宿泊しなくても気分は味わえました。



ホテルの敷地内にはキリンやインパラ、シマウマが放し飼いされており、近づき過ぎると危険ですが、素晴らしいデザインのホテルです。



特に気を付けなければならないのが、シマウマさんの後ろ蹴り。こうなってしまうと蹴られる直前です。笑



ホテルを出てからは歩いてビクトリア滝周辺を散歩しました。途中にはバブーン(ヒヒ)が多く、餌を狙ってます。



滝に近づくと、晴れていたのに急に暗くなり、滝のしぶきによって台風のようになりました。特に今は雨期で、滝の水量が多い時期のようです。ゴミ袋をカットしただけのような雨具をレンタルしましたが、守れたのはTシャツだけでした。



ビクトリア滝を境にザンビアジンバブエに分かれていますので、橋の上で国を跨ぐことになります。橋は滝から離れてるので、しぶきが小雨くらいです。



ちょうどこの橋の中間地点にバンジージャンプポイントがありますが、橋から滝までは約111m。上から眺めることしか出来ませんでした。滝のしぶきで綺麗な虹がかかっていました。



夕方は船に乗り、クルージングディナーも楽しみました。素敵な夕日に感動!



その日はホテルに戻り、ずぶ濡れのジーパンや靴を干して寝ました。



翌日には、また首都ルサカに戻るために早朝出発し、また7時間。
到着したら既に午後2時。それからは、楽しみにしていたショッピング!たくさん買い物しました。夜はザンビーフのしゃぶしゃぶとユッケ!大満足でした。



ザンビア国内でのルートはこんな感じ。



弾丸すぎる旅ですが、充実してました!最後にルサカでもう1泊し、翌日の便でケニアを経由してウガンダに帰ってきました。



まだ時間はあるので、ウガンダを離れる前にもう一度アフリカの違う国を訪問したいと思います。一緒に旅した友だち、旅で出会った方々に感謝です!


Ichimasa