マラウィ&ザンビアの旅 1

2013年が明けてもう3ヵ月が経とうとしていますが、仕事ばかりではありません。念願のウガンダ以外の国への渡航がついに実現しました!2月終わりから3月始め、9日間の短い旅でしたがウガンダを離れ、マラウィとザンビアへ行ってきました。行きはエチオピア、帰りはケニア経由で帰ってきたのでルートはこんな感じです。



ウガンダエンテベ空港を夕方5時に出発し、乗換えのためエチオピアの首都・アディスアベバに向かい、空港内で約13時間のトランジット。長い時間でしたが空港内にはカフェやお土産が並び、ウガンダよりずーっと栄えていました。



寝るためのリクライニング椅子もありましたが旅が楽しみだったせいか、ほとんど眠れませんでした。そして翌朝8時にはアディスアベバを発ち、マラウィの首都・リロンヴェに昼ごろ降り立ちました。空港についたら、現地通貨へ換金。空港でも、街と比べてレートが悪くありませんでした。1USDあたり380~390マラウィクワチャ。(2013年3月現在)
そしてここで、ケニアで活動する青年海外協力隊員と待ち合わせて、旅が始まりました。リロンヴェまではタクシーで30分くらい。移動中はメイズ(トウモロコシ)畑の平地がひたすら広がり、ウガンダとはちょっと違った風景を目にしました。



ウガンダと同じように客引きをするマラウィ人。しかしマラウィ人は執拗にかまってきません。「要らない!」と断るとあっという間に諦めてしまいます。ションボリされることもあり、性格の違いに面食らってしまいました。また、ウガンダ人が大好きな写真を撮ろうとすると頑なに拒否されます。なので写真少ないです・・・。同じアフリカ人といっても、性格、肌の色も若干、そして言葉は違いますし、初めて訪れる国によってアフリカの印象は随分異なるように思います。日本人も「アジア人」と一括りされるわけにはいきませんし、それと同じですね。

マラウィで活動する青年海外協力隊は80人近く。日本人もたくさん居ます。今回は、首都から乗り合いタクシーで約2時間、マラウィ湖近くのサリマという街で活動する隊員を訪ねました。そして、マラウィのローカル料理を案内してもらいました。



これがシマと呼ばれる、メイズから作られた主食、それからご存知ライス。ウガンダではポショと呼ばれている、見た目そっくりなシマですが、粘り気が強く餅みたいで、ポショより美味でした。おかずは魚の素揚げに野菜のバター炒め。ウガンダで毎日食べているマトケ(バナナ)やポテトが見当たりません・・・シンプルすぎるくらいの盛り付けですが、ウガンダが種類豊富すぎるのかも…笑

食事のあとは、マラウィ湖沿いにあるセンガベイという海岸を目指しました。自転車タクシーと、マトラと呼ばれるトラックの荷台に乗って移動する(公共の)乗り物を利用しました。



マラウィ湖には漁師が多く、海岸には洗濯や料理をする人々がたくさん居ました。そのせいか、水はあまりきれいではありませんでした。湖に波があるのも違和感を覚えました。見た目は完全に海です。



ここにはバオバブの木があり、木の実が売っています。試してみると、酸味があって粉っぽくて、なんだかラムネのような味がして、懐かしい味でした。更にスーパーでは、バオバブジュースまで売っています。ジュースにしたらいけません・・・笑



暗くなるまで海岸沿いを散歩し、ムファサロッジというところに宿泊しました。ここのディナーは2時間待った末に、おいしい魚のフライとシマを食べることができました。昼食とほぼ同じでしたね。笑



カワイイ犬も出迎えてくれましたし、楽しい時間を過ごせました。



翌朝4時半。日の出を見るために早起きして大正解でした。朝から釣りを楽しむ少年と朝焼けの画は、とても綺麗でした。



朝食を摂った後はサリマから首都リロンヴェに戻り、更にマラウィとザンビアの国境にある、ムチンジという街へ向かいました。



移動中にマラウィの街の様子を見てきましたが、家に関してはウガンダと特に違いは無く、レンガや藁葺きの家が多かったです。
ここ、ムチンジでも活動する隊員が居ましたので、一緒に夕飯を準備し、宿泊までさせてもらいました。この日は3月3日だったので、日本製のチラシ寿司と煮物!美味しかったです。巨大ゴキブリが蚊帳の中に居たり、大量の蛾が居たりとハプニングはありましたが、楽しい夜でした。



翌朝6時、ムチンジから僅か数キロの国境へ行き、ここでザンビアへの入国手続きを済ませました。国境では、マラウィオフィスとザンビアオフィスが並んでいることになりますが、ここは面白いポイントでした。マラウィオフィスは古びていて狭かったのですが、僅か数10mの所に位置するザンビアオフィスは、職員との間がガラス張り、薄型テレビでニュースを見ている姿が印象的でした。

陸続きの国境を跨げば、一気に雰囲気が変わる、海で囲まれた日本人にとっては不思議な感覚です。ザンビアへの入国VISA代は50USDで、換金もできました。1USDあたり5,300ザンビアクワチャ。(2013年3月現在)
ザンビアは今年1月から6月の間に紙幣の入れ替えがあるらしく、今は旧紙幣と新紙幣が両方出回っており、換金するときにかなり揉めてしまいました。


この紙幣入れ替えの事実を知らなかった自分たち。売っている方は説明するのに必死で、自分たちは騙されていると思い、文句ばかり…ごめんなさい。笑
マラウィ国内での移動はこんな感じ。



なんだかんだで、無事に入国できたザンビアの旅については次回書きます♫


Ichimasa